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SOG/GhostRecon HQ2.0

[What A Wonderful World]2009/11/21地獄沢

Posted on 25 11月 2009

エリエリラマサバクタニ。こんばんわ、猫三倍段です。

さて、今回の作戦地域に選ばれたのは茨城県大子町は小生瀬「地獄沢」ですが、
皆さんは「生瀬騒動」をご存知でしょうか。

慶長7(1602)年10月10日、小生瀬の住人300(一説では500名)が
水戸藩により「一村亡所」、すなわち、村ごとなで斬りにされた大虐殺事件の事を
指します。生存者は他領にかろうじて逃げ込んだ数名だけだったとか。

こんな事になったのはそもそも、年貢の徴収を巡ってのトラブルにより、
水戸藩士を打ち殺してしまった事に始まります。治世の初めに、農民に
つけ上がらせてはならないと判断した水戸徳川家は大軍を小生瀬に送り込み、
藩士を殺害された報復を行います。襲撃を受けた小生瀬の住民は袋小路となっている
沢に逃げ込みましたが、最終的に逃げ込んだ全ての住民が殺害されました。

命乞いをした沢の入り口付近を「嘆願沢」、奥の方で全て殺された辺りを
「刃拭き沢」といい、この沢全体を指して「地獄沢」と呼ばれています。

この事件をテーマにした小説に「神無き月十番目の夜」(飯嶋 和一著)
というものがございまして、この小説によって事件を知った読者も多いようです。

小説によると、この地獄沢エリアを「カノハタ」と呼び、村の聖域としています。
その聖域では、みだりに踏み込むと「森の怒り」に触れて命を落とすと言う超ホットゾーンです。
しかも一揆衆も激怒間違いなし。

今回我々GRはそんな「カノハタ」こと地獄沢最奥部を目指して行動を開始しました。

地獄沢へ到着。比較的新しい案内看板が立っている。

このあたりを指して「嘆願沢」と呼びます。む、私有地ムード。

地獄沢に入るには私有地を抜けないとまずそうなので、近所の農家に許可を求めに移動。
許可を求めたところ立ち入りを快諾してくれました。

話によると、「神無き月十番目の夜」を読んだ読者がやはりこの地獄沢に訪れるとの
お話を聞けた。今の時期はマムシも引っ込んでるそうなので、森の戦力は若干弱めのようだ。

改めて地獄沢へ向かうGRの面々。明るいうちにある程度内部を見ておきたいのだ。

早速地獄沢入口に来たものの。

早速この状態。生命感皆無。

冬でこれなら夏とかはどうなっちゃうんだろ。

藪コギ開始。

しばらく進むと開けた場所に来た。

ここら辺までなら林業の人とかが入るのかな。

今の装備では進みにくそうな場所まで来たので一旦引き返す。

一度撤収し、長靴を現地調達することにしたGRは車を走らせカインズホームへ。

装備を調達し、食事をとって現地に戻る頃にはもう日が落ち始めていた。

暗闇に包まれる地獄沢。

珍しいGRの移動風景。民家付近を抜けるために、火器類を収納した状態で
移動する。

昼間に見つけた開けた場所で着装。

先ほど進入できなかったエリアに突入開始。今度は沢伝いに移動する事になる。

ここをブーツとかトレッキングシューズで進もうとするときっとえらい事になる。
980円の長靴が今回最も役に立った装備だろう。今回の為にブーツ新調した俺涙目。

最初のうちはまだ進めたが。

蔦やら枝やら倒木やらが折り重なって、もうなんだか判らない有様に。

あまりにひどいので沢から離れるGR隊。少し高台になっている場所があり、
そちら側にもっとまともなルートが無いか探していたのだ。

しかし。

犬隊員、視界から消える。

2m下の向かい側の沢に落下したのだ。

幸いにも無傷であってなによりだが、装備や枝や蔦がクッションになったのだろう。

「どんだけ高いのかな」とか言ってるうちに落下とは。

気を取り直して前進。

もう水が冷たいの何の。びしょぬれ。

この進みづらさは樹海以上だ。

先の見えない地獄沢。写真ではこの場所の絶望感は半分も表現できない。

それでも死の谷を歩むGR。GPSを見ると最終目標地点まではそう遠くない。

装具も火器も泥濡れ。

しかし、ついにこれ以上進行不可能になる。倒木(竹)の密度が頭を上げられないほどに
高まっていたのだ。

現在位置を確かめようとするが電波が届かない。auのアンテナは3本立つんだが。

そうこうしてると空気を読まないゴーストレーダーが反応。しかし、いまやそれどころではない。

邪魔するとバイストンウェルまで尻を蹴り上げるぞ。

最終地点付近まで来たが、ここから先があるのかないのかは判断が出来なかった。

少なくとも言えるのは、「今はこれ以上進めない」という事だ。

GRは撤収することに決めた。

樹海よりまともに進めない死の谷、地獄沢。

今回到達した地点より先に進めるかどうかは定かではないが、今ひとつ引っかかる場所なのは
確かだ。おそらくはもう一度、決着をつけるためにこの地域で軍靴の音を響かせる事になるだろうか。

む、軍靴つか長靴かしら。ズルンペタン。

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