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SOG/GhostRecon HQ2.0

特集「GRの戦闘糧食」

Posted on 22 5月 2007

今回の特集はGRとは切っても切れない要素のひとつである
「食」の分野、とりわけ「戦闘糧食」についての特集です。

そもそもGRにおいて初めて戦闘糧食が登場したのは
2002年に行われた秋が瀬演習においてチリビーンズが調理された事に始まる。


内容的には生鮮食品を主に使い、冷凍した挽肉、ホールトマト缶などを持ち込み
調理したものである。これら生鮮食品を用いた初期のレーションは風味は良いが
やはり保存期間や重量、容積に難があった。

同年11月「DEAD MAN WALKING」にて懸案であった乾燥パスタを用いた試製レーションの
テストが行われた。軽量かつ、炭水化物主体であり、いわゆる「スープパスタ」の形態を
とったものである。が、調理に時間がかかる、パスタの茹で汁も含めて喫食するため
風味が今ひとつであったと記憶している。また、調理器具に投入できるパスタの量には
限界がありボリューム的に貧弱になる要素もあった。

GRの作戦において初めて本格的な戦闘糧食の研究がなされ運用されたのは
2003年の「REQUIEM FOR DREAM」、すなわち第一回青木ヶ原樹海侵攻の時である。
この作戦の際に現在のレーションの大まかな構成が完成する。

GR隊内においてレーションに関する規定は特にないが、基本的には軽量かつ最悪火を
使わないで喫食可能である事、及び可能な限り滋養に富んでいる事が要求される。

GRの主なレーションのひとつに犬上海団隊員が主に採用している通称「犬レーション」が
存在している。これはレトルト・缶詰・汁物で構成されているのレーションであり、容積、
コスト面で優れている。
そしてもう一方の戦闘糧食として、「ネコティック研究所(NEKO-TECH Laboratory)」が製作した
「猫レーション」が存在する。

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ネコティックはGRにおいて特殊兵装・偽装・糧食の研究部門である。

ネコティック試製2型レーション

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GRにおいて戦闘糧食が運用されるのは主に広域探索時に野営を行う時である。
試製2型(以下猫レーション)の特徴は
・疲労を残さない
・十分な作戦行動を行えるエネルギーの供給
・栄養価重視
という点にある。しかしその結果、一食あたり700円を越してしまうというコスト面の
弱点があることは否めない。
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猫レーションは上画像のような構成となっており、一食につき約1200キロカロリーの
熱量を持つ。これを三食分携帯する。

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主食はアルファ米(サタケ製)パックである。熱湯で15分、水で60分で通常の喫食が可能になる。
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これに缶詰2個が加わる。なお、どちらか一個は必ず「ソーセージ缶」である。

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副食として即席面が加えられる。このまま食しても問題なく、小型軽量な為BDUのポケット内に
収納する事もできる。

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試製2型より採用された即席スープ。青木ヶ原で使用された試製1型はアウトドア用スープ、
味噌汁であったが容積的な問題の為、2型では薄型のこちらが採用された。

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ピーナツバター入りクラッカー。試製1型ではオートミールバーが封入されていたが
コストダウンを図る為にクラッカーに内容が変更された。

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チョコレートバー。欠かせないチョコ製品は、すぐにエネルギー化されるので重宝する。

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猫レーションは、ハードキャンディ、パック茶、ガムが必ず含まれている。キャンディは
必ずビタミンCを補給できるものであり、ガムはミント系などの清涼感を与えるものが
含まれている。試製1型ではお茶は紅茶であり、アクセサリーとしてスティックシュガーが
同梱されていたが、容積縮小、重量削減、コストダウンの面から日本茶系に変更された。
これは余談だが、GR隊内において「緑色の飴」は縁起の悪いものとされ忌避されている。
(詳しくはアンディマグナブ「ブラヴォーツーゼロ」を見よ)

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一食ごとにプラ製スプーン、紙ナプキンも同梱されている。試製1型には携帯燃料まで
含まれていたが現在では省略されている。

以上の様にGR内において、戦闘糧食の研究は常に為されており、なるべく低コストで
完成度の高いものを求めている。
米軍のMREなどをそのまま流用する手もあるが、流通量が不安定であり安定供給できず、
また、コストが非常に高い為に現在に至るまで使用されていない。

文/猫三倍段

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